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自分の部屋で制服から洋服へ着替えようと、制服を脱いでいる時。
ガチャ、と部屋の扉を開ける音が聞こえる。
お母さんかな？
横目でちら、と扉の方を確認する。と。
｢…へ｣
そこには、翔太。
…おっと。わたし、下着姿ですが？
とりあえずベッドに投げ捨てた制服をゆっくり持ち、身体を隠す。
｢…しょ、翔太？あの、もうちょっと廊下で待てない？｣
なぜかスローモーションになる動き。
そんなわたしを翔太は、表情ひとつ変えず、見つめてくる。
…しばしの、沈黙。
こんなに気まずい沈黙が、わたしたちの中で今まであっただろうか。
…とりあえず、服、着よ。
…そうだ、昔っから裸なんてお互い見飽きるほど見てるじゃん。
一緒にお風呂入ってたじゃん。そうじゃん。
大丈夫翔太はわたしのこと女としてなんて見てないから…
そんなことを自分に言い聞かせ、一向に動こうとしない翔太を他所に、とりあえず少しずつ着替えを始め、…ようとしたとき。
気づけば視界が反転し、ベッドに押し倒されていて。
…誰にって？それは、…
｢…翔太、？｣
さっきからずっとおなじ表情。…そして今、何が起きてる？
じっとわたしを見つめてくる。
その瞳から、わたしも目が離せなくて。
心臓が、ドクンドクンと大きく早く鼓動して、痛い。
ふいに翔太が視界から外れたかと思えば、鎖骨の辺りに柔らかい感触。
そしてそれと同時に、ちくりと痛む。
柔らかい髪の毛が、ふわっとわたしの頬に触れてくすぐったい。
…けれど。
…怖い。
そんな気持ちが、わたしの中に芽生えてしまって。
今起きてることが、今目の前にいる人が、何もかも受け入れられない。
…ほんとに翔太なの？なんで、そんなことするの？
…怖いよ、。
次に記憶があるとすれば、わたしは思いっきり翔太のことを突き飛ばしていたらしく。
｢〜〜〜っ｣
泣きじゃくるわたしを、翔太が悲しそうな顔で見ていて。
ごめん
そう言い、少しだけぎゅってしてくれたかと思えば。
次に目が覚めた時には、わたしはベッドで寝ていて。
そこに翔太はいなかった。
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みらくる(プロフ) - ビー玉ころころさん» コメントありがとうございます！そして嬉しいお言葉まで😭書き溜めているのでまた一気更新するかも！笑 (4月19日 17時) (
レス) id: c03ab64b2c (このIDを非表示/違反報告)
ビー玉ころころ(プロフ) - 新作待ってました！とっても嬉しいです！みらくるさんのお話には、あたりしかないのでこの後の展開がどう転ぶのか楽しみです。にやけながら、楽しく読ませていただきます笑 (4月14日 19時) (レス) @page6 id: d17bac7dda (このIDを非表示/違反報告)
みらくる(プロフ) - Lucy-ruuさん» コメントありがとうございます！渡邊さーん！しょぴと幼馴染になれます👍🏻笑 (4月10日 20時) (レス) @page4 id: c03ab64b2c (このIDを非表示/違反報告)
Lucy-ruu(プロフ) - みらくるさんの新作待ってました！！それに渡邊さんがお話しにでてくるなんて嬉しすぎます(^^)苗字がまさに渡邊ですので…笑 これから楽しみです！頑張って下さーい( ^ω^ ) (4月8日 19時) (レス) @page1 id: fd92b233e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みらくる
| 作成日時：2024年4月8日 15時
