紅一点のトリコ！ (ページ11)

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佐久間大介

佐久間｢Aー！おはよー！」

『さっくんおはよう〜、朝から元気だねえ』

佐久間｢朝からAに会えたからねえ｣

今日はさっくんとの2人仕事。少し早めに来て楽屋にカメラをセット。私たちふたりの会話を聞いたマネージャーさんはニコニコしながら電話してきますねーと離席した。

佐久間｢てか俺さー、この前の素のまんま聞いたんだけどさー、｣

『っえ！？』

佐久間｢そんなに驚く！？笑｣

『いや、なんでもない…、それで？』

佐久間｢阿部ちゃん名前で呼んでもらってたじゃん！俺ずるーって思って！！！」

『…うん』

佐久間｢俺のことも呼んでよ！！名前で！！！｣

タイムリーすぎる。完全にドッキリ失敗。
しかもこの状況で名前を呼ぶのが1番恥ずかしい気がする。
そんなことも知らずにさっくんは期待に目を光らせて私を見てくる。

『さっくんは、さっくんじゃない？』

佐久間｢そうだけどさ〜！ねえ1回だけ！お願い！｣

パンっと手のひらを合わせて私に頭を下げてくる。
こういうさっくんは絶対に引かないを私は知っている。
ふぅ…とため息をついて、顔を上げる。

『大介、くん』

佐久間｢…………………………かわいすぎるっっっっ！！！！！｣

『溜めすぎじゃない？？』

佐久間｢衝撃に備えたけど無理だった、やべえよ攻撃が」

壁に手を付きながら完全に悶えるさっくん。

『佐久間大介の検証結果、オタクになる』

佐久間｢まってじゃあ録音されてたってこと？！！何回もきけるってことじゃん！！やべえなおい！！！！｣

『載せるのやめようかな』

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