めめの娘は可愛いお姫様

ヤキモチ ページ33

蓮side


今日はそれスノの収録日。


メンバー全員と仕事で、Aもテレビ局に連れてきた。


家から持ってきたおもちゃで遊んでるAをみんなで眺めてると、ドアがノックされた。


深澤「どうぞ〜！」


女の子「おじゃまします！」


深澤「あ、こんにちは！」


入ってきたのは、今日のゲストの子役の女の子。


小一だった気がする。


ちゃんと挨拶に来てくれて、礼儀正しくて可愛い。


深澤「1人で挨拶に来たの？」


女の子「はい！」


深澤「すごいね〜！挨拶に来てくれてありがとね！」


康二「今何歳？」


女の子「7さいです！」


康二「7歳か〜！楽しいこと盛りやん！」


佐久間「あ、今ドラマ出てるでしょ？みんなで見てるよ！」


女の子「ありがとうございます！」


ラウ「ほんと礼儀正しいね〜！7歳なのに偉いよ！」


礼儀正しいこの子がみんな気に入っちゃって、気づけばみんなAから離れて女の子の元に行ってた。


『偉いね〜！』とみんなで褒めてると、女の子の視線は俺らより後ろの方に行った。


振り返ると、Aがこっちを見てて、また女の子の方を見ると、女の子もAちゃんを見てた。


蓮「あ、俺の娘のA。今3歳なの」


翔太「あっ、よかったらさ、2人で遊んだらいいじゃん。まだ収録まで時間あるし」


照「Aちゃんと遊んであげてくれる？」


そう2人が言うと、女の子はAの元へ行った。


女の子「こんにちは！いっしょにあそぼ？」


女の子はしゃがんで声をかけてくれた。


でも、Aは無視して女の子から目を逸らした。


いつも、挨拶やコミニュケーションは大切にと教えてる。


なのに、Aの今の態度はいけないと思って、Aの元に行って注意。


蓮「A、遊ぼって声掛けてくれてるよ？無視はダメでしょ？」


そう言うと、Aは突然立ち上がり、楽屋を飛び出して行った。


蓮「A！！」


慌てて追いかけた。

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