めめの娘は可愛いお姫様

蓮くんのヤキモチ ページ26

翔太side


蓮「じゃあしょっぴー、Aのことよろしく」


今日は俺以外のみんな個人仕事で、俺だけオフ。


だからめめにAのことを頼まれた。


Aと2人きりでお留守番なんて初めてだから、俺は嬉しい。


翔太「うん、任せて。Aちゃん、パパにいってらっしゃーいって」


「Aもいくぅ···」


行きたいと言いながらめめの足に抱きつくAちゃん。


Aちゃんは俺とのお留守番いやみたい笑


蓮「お仕事、お昼頃に終わるから、帰りにお菓子1個買ってきてあげる。だから、しょっぴーとお留守番してて？」


翔太「おいで、Aちゃん」


めめからAちゃんを受け取ると、めめはAちゃんの頭を撫でて家を出た。


他のメンバーも既に仕事に行き、家には俺とAちゃんだけ。


「ｸﾞｽｯ···パパぁ···」


静かに泣き出すAちゃん。


さて、ご機嫌取りしましょうか。


翔太「何しよっか、Aちゃん。プリキュア観る？それともアンパンマン？」


このお家には、Aちゃん用のDVDがたくさんある。


プリキュアだったりアンパンマンだったり、おかあさんといっしょやいないいないばあのコンサートDVDだったり。


DVDがしまってある棚にAちゃんを抱っこしたまま連れていくけど、Aちゃんは今は観る気分じゃないみたいで首を横に振る。


翔太「なに観る？あっ、じゃあ、パパ達のダンス観る？」


「みる···」


翔太「じゃあダンス観よう、Aちゃん」


ソファに座り、YouTubeの俺らのチャンネルのダンプラを観せた。


「あっ、おしょまちゅ！」


翔太「そうそう、ブラザービートだよ」


観せてるのは『ブラザービート』のダンプラ。


俺らの曲の中で1番好きなのは『ブラザービート』で、しかもMVよりダンプラの方が好きみたいで。


「パパ〜！」


パパを指さしながら、手だけ一緒にサビを踊ってる。


ほんとにこの曲好きで、なによりパパのことが大好きなんだなと、動画を見てるAちゃんの目や表情で分かる。

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