・ ページ30
・
目黒side
「ラウ、流石に重い。」
ちょっとだけ冷たいめのAくんの声が部屋に響く。
樹くんと慎太郎くんと翔太くんは笑ってるし。
Aくんの背中側からへばりつくみたいに抱きついて、
Aくんの正面にいる北斗くんに剣呑な視線を向けるラウールと、
そのラウールが若干気になりながらAくんと話し続ける北斗くんと、
ラウールの腕を剥がそうとしながら北斗くんと会話を続けるAくん。
今回、SnowManとSixTONESが同じ部屋での待機になって、
北斗くんはこれ幸いとAくんの近くに寄って喋っていた。
で、後から来たラウールがそれを見て、Aくんにへばりついたという状態。
Aくんの弟ポジだったり、自称弟分だったりは割とたくさんいる。
それこそSexyZoneの2人以外の3人もそう。1人年上なのに。
年上なのに北斗くんもそうだし、Jr.にもちらほら。
それを知った上で“Aくんが“弟”って言うのは俺だけがいい。”と、
ラウールは言った訳だし、Aくんだってその意図は分かった上だろうし。
呼び方も変わって、メンバーの誰よりも早く、限りなくもっともらしい理由で、
Aくんの分厚い敬語の壁も打ち破ったラウールが、
Aくんからの対応がちょっと雑になり始めた。
本来のAくんの素はこっちなんだろうな、って。
「‥‥ラウ、ラウ重いってば。北斗くん、ごめん、」
松「いや、うん。大丈夫‥‥。」
・
目「‥‥変わらないなぁ。」
「え？」
ラ「？」
俺とAくんの間に入り込んできて座った、
満足そうなラウールの頭をを軽くはたきながら、
Aくんの方に手を伸ばせば、
あとちょっとのところでAくんにはたき落とされる。
ラウールが俺の方に自慢げな顔をしながらAくんにくっつけば、
Aくんは、立って阿部ちゃんと舘さんの方に行ってしまった。
ラウールはAくんに拒否されていじけ始めるし、
Aくんは相変わらず気分屋なツンデレ気味だし、
そういうのも含めて、
目「お前ら変わんないね。」
って俺は思う訳です。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 971人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：姫色 | 作成日時：2024年4月13日 17時
