SnowManの10人目、ドライ気味 (ページ12)

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⚪︎しろいろページ12

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ラウールside

すいくんは、10人いるメンバーの中で、6コ年上だけど、1番年齢が近い人。
年齢差っていう、本当にどうしようもない差があって、ジレンマだってあった。
みんなはまだいるのに、俺だけ帰らなきゃいけなかったりするし。

誕生日は嬉しいけど、同じくらい恨めしかった時に、
すいくんの誕生日が、7月16日だって知って。
すいくんの幼馴染の慎太郎くんと1日違いなんだって気付いて。
それを話題にした時に、すいくんはちょっと笑って、
SnowManのメンバーで気付いたのは俺が最初だねって。
せっかくだから膝枕してあげる、って言って、膝枕してくれたのが最初だった。

今となっては、翔太くんとか、康二くんとか、
他のメンバーもしてもらってるけど。

警戒心強めのすいくんが、慎太郎くんと1日違いの誕生日の話をした時は、
すいくんから色々話してくれて、楽しそうだったから、
俺はすいくんが話してくれそうな話のきっかけを作って、
話し始めてくれたら、後は聞き役になることにした。

だから、すいくんから、めめのことで相談っぽい話を振られた時はものすごく嬉しかった。
もしかしたら、メンバーとの関係のことだから、
他のメンバーとかにも話をしてるのかもしれないけど、
初めてすいくんからどうしたら良いんだろう、って相談してもらえたから。

結果的には、めめが呼び方を変えてほしくて、
意図的に遅く返事をしてたってだけだったんだけど。

「‥‥頑張るから、もうちょっとだけ、待ってほしい。」

俺とすいくんが2人きりのタイミングの楽屋で、
俺が寝てると思っていたのか、すいくんが壁に向かってぽろ、とこぼしていた言葉。
その頃は、SnowManに加入したばかりの時で、すいくんは誰とも距離があった時。
不幸自慢とかではないけど、やっぱり心無い言葉はあって。
そんな時に、結果的に俺は聞いちゃったけど、
すいくんが誰かに聞かせるわけでもなく、
不安が溢れちゃっていたのを聞いてしまったから。

その時に、すいくんは決して冷たい人じゃないんだって思ったんだよ。